これまで玄箱は、デフォルトのMonta vista Linuxでがんばってきました。ですが、Debian Linuxの軍門に下ろうかと思います。というか、単に仕事でDebianを使うので自宅でも専用機として遊んでみようってそれだけなんです。
早速、検索してみると既に先立の方々の資料が見つかりました。お、Debian Lennyのインストーラまである!ということで、これを使ってDebian Lennyを入れることに。
情報元
http://www.revulo.com/kuro-box/Debian/lenny.html
NASとしての玄箱は別に1台あるので、この玄箱はDebian専用機として使います。HDDも古い15GBのIDEに取り替え、情報元の通りにインストールを行いました。
1. 正規のファームウェアをインストール
情報元を見ると起動用LinuxとDebian Lennyの2つをインストールすることになります。起動用Linuxには正規のファームウェアを使用することにします。
下記のURLからファームウェアをダウンロード
http://www.kuroutoshikou.com/products/kuro-box/kuro_102.zip
Windows上でKuroboxupdate.exeを実行するのですが、Windowsのファイヤーウォールを一時的に無効にしないとうまくいきません。
2. Debian Lennyのファイルを転送
情報元からダウンロードしてきたファイルを玄箱に転送します。以下の7つをsamba経由でコピーしてしまいます。
debian-lenny-installer-kuroBOX-20090317.tgz
debian-lenny-kuroBOX-20090317.tgz
kernelimage-2.6.25.1-kuroBOX.tgz
kuro-bootsel2.20080419.tar.gz
kuro-bootsel2-debian.tgz
modules-2.6.25.1-kuroBOX.tgz
loader.o
コピーしたファイルは/mnt/shareに入るので、telnetで玄箱にログインします。
3. インストール
後はインストールを行います。
# mv /mnt/share/* /tmp
# cd /tmp
# tar xvzf debian-lenny-installer-kuroBOX-20090317.tgz
# sh ./debian-lenny-installer-kuroBOX.sh
スクリプトが終了後、再起動するとlennyが起動しました。すげぇ。
4. 初期設定
インストーラでインストールしたDebianは以下の設定になっているようです。
IP アドレス:192.168.0.100
ユーザー名:tmp-kun
パスワード:tmp-kun
telnetで無事つながりました。
---
Trying 192.168.0.100...
Connected to 192.168.0.100.
Escape character is '^]'.
Debian GNU/Linux 5.0
KURO-BOX login: tmp-kun
Password:
Linux KURO-BOX 2.6.25.1-kurobox #10 Sun May 4 21:50:38 JST 2008 ppc
The programs included with the Debian GNU/Linux system are free software;
the exact distribution terms for each program are described in the
individual files in /usr/share/doc/*/copyright.
Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent
permitted by applicable law.
tmp-kun@KURO-BOX:~$
---