2022年6月21日火曜日

古いパソコンを処分する

父が使っていたパソコンを処分することにしました。といっても父が認知症ぎみになってからはほとんど使われていなかったもので OS は Vista でメモリが 512MB しかなかった。年代を感じます。2008年くらいのファイルとかあったからもう10年以上放置されていたかもしれません。NEC VersaPro VJ17M/FD-5 という型番でした。

ノートパソコンは自治体の小型家電回収サービスに依頼すれば無料で処分ができます。とはいえ、プライバシーの塊なので HDD は消去してから捨ててあげたいものです。(有償で消去サービスもあるのですが3000円もかかるので…)

すごく古いパソコンでいつも使ってる Ubuntu の USB メモリが起動できませんでした。i686 CPU だからカーネルが対応してない。みたいなメッセージでした。今更ながら 32bit のディストリビューションを探すことになるとは…。

Ubuntu はだいぶ前に 32bit を切り捨ててしまったので Debian を使います。


Debian Live という USB で起動できるイメージの i386 版をダウンロードしました。今回は Ubuntu の環境で作業します。DD コマンドで USB メモリに書き込みます。

sudo dd if=debian-live-11.3.0-i386-standard.iso of=/dev/sdb bs=2048k

Debian Live では USB メモリから Linux が起動できました。自分のパソコンから割と適当に dd コマンドでディスク全体を 0 で埋めておしまいなのですが、今回は念入りに消します。

sudo shred -v -n 3 -z /dev/sda

shred という消去専用のコマンドがあるのを今回初めて知りました。このコマンドでディスク全体をランダムデータで3回書き込んだ後、最後に 0 を書き込んで完全消去だそうです。ただ、めっちゃ時間かかりました。(半日くらい)