2008年5月6日火曜日

EeePCにUbuntu Linux 8.04 Hardyをインストール

EeePCにUbuntu Linux 8.04をインストールしました。すでにRC版などでチェックしていたので、Wireless LANが動かないことと、シャットダウンが正常にできないことくらいは確認していました。どちらも7.10のときと同じ問題なので、同じ解決方法でいけると踏んで、インストールを敢行しました。

インストールに関しては、パーティション構成だけ自分で指定しました。SSDドライブをルートにして、ext2フォーマットにします。なんでもext3などのジャーナリングファイルシステムだとSSDに色々書き込みをするからだとか。そして、4GB SDカードを/homeにしました。swapは使わないことにします。
インストール直後のdfコマンドを実行するとこんな感じです。
/dev/sda1 55%
/dev/sdb1 3%
既にSSDは半分使われてます。これからapt-getでファイルを沢山ダウンロードすると思うと容量がすこし不安です。
$ sudo rm -r /var/cache/apt/archives
$ sudo mkdir /home/archives
$ sudo mkdir /home/archives/partial
$ cd /var/cache/apt/
$ sudo ln -s /home/archives archives
ダウンロードしてくるキャッシュファイルをSDカードにしてしまいます。SSDの書き込みが少なくなるようにさらに設定を加えていきます。tmpfsというのはRAMディスクのことなんだそうです。ログとかテンポラリは私の場合は特に必要ないのでRAMディスクにしてしまいます。当然のことながらPCを再起動したりすると消えますので、重要なファイルを/tmpとかに置くときはご注意ください。
$ sudo vi /etc/fstab
UUID=... / ext2 noatime,errors=remount-ro 0 1
tmpfs /var/log tmpfs defaults,noatime 0 0
tmpfs /var/tmp tmpfs defaults,noatime 0 0
tmpfs /tmp tmpfs defaults,noatime 0 0
続いて、Wireless LANのドライバを組み込みます。とりあえずEeePCはネットにつながらないので、他のUbuntu Hardyの入ったPCでドライバをコンパイルします。
sudo apt-get update
sudo apt-get install build-essential
wget 'http://snapshots.madwifi.org/special/madwifi-nr-r3366+ar5007.tar.gz'
tar zxvf madwifi-nr-r3366+ar5007.tar.gz
cd madwifi-nr-r3366+ar5007
make clean
make
コンパイルが終わったら、拡張子が.koのファイルだけコピーします。(全部で14個あります。)
そして、EeePCの/lib/modules/2.6.24-16-generic/madwifi/にコピーします。
sudo depmod -a
再起動すると、ネットに接続できるようになります。コンパイル済みのモジュールをここに置いておきます。
http://rep2.clear-net.jp/temp/madwifi-eeepc-hardy.tar.gz
6/5追記 先日のカーネルバージョンアップで上記ドライバは使用できなくなりました。
LiveCDでは気づかなかったのですが、サウンドがデフォルトでミュートになっているのに爆音で音が出ます。以下のようにして解決しました。
$ sudo vi /etc/modprobe.d/snd-hda-intel
options snd-hda-intel model=3stack-dig
さらにシャットダウンの件も設定してしまいます。do_stop()の下に一行追加します。
$ sudo vi /etc/init.d/halt
(略)
do_stop () {
rmmod snd-hda-intel
if [ "$INIT_HALT" = "" ]
(略)
とりあえず大まかな設定はこんなところでしょうか。細かいところをつめていくと、まだまだですが、それは追々やっていこうと思います。
英語ですがこちらのほうで詳しく解説されてます。かなり参考にしてます。
http://wiki.eeeuser.com/getting_ubuntu_8.04_to_work_perfectly